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 スタッフの本気度(2)

                                               2008.12.20


雛形と言う言葉があります。雛形とは手本となるものをいいます。
地球愛祭りという大きなイベントですが、資金も何もない全くのゼロからのスタートです。
おそらく、何かをしようとするとき主催者にはいくらかの資金があり予算を立てて事に当たると思います。

ところが、元々「地球愛祭り」というのは、

  ひとりひとりの力はちっぽけだけど・・・

から始まっているのです。ひとりひとりの力はちっぽけだけど、みんなが幸せになれるように、みんなが笑顔を取り戻せるように、「みんなで力を合わせて、母なる地球にありがとうを伝えようよ」、
そんな楽しいお祭りをして、地球に感謝を届けよう。「ありがとう」が言える仲間をひとりでも増やしていこう。というところから始まっていますから、資金はゼロです。
あるのはそういう想いだけです。そういう気持ちを持った人たちが核となって具現化していきます。
みんなでお金を出し合って、作り上げていくのが地球愛祭りなのです。

実際に、このような大きなイベントを主催したことなど一度もない、全くの素人集団に何が出来るのか?どこかで誰かが見ているのでしょう。ひとつのお試しとも言えます。
何でも良いのです。私たちの想いが熱く脈打っていれば・・・

そして、中核となるスタッフが先ず会場探しから始め、一週間後に初顔合わせをし、都合で出席できなかった人は電話により参加するなどして、みんなの想いで会場を探し当てる。そう。どこかにきっと用意されているはず、と信じて探すのみなのです。
まるで≪地球愛祭り2008in東京≫というすごろく遊びをするようにそれは始まったのです。

みんなの想いが一歩一歩ゴールへと進めて行きます。雅子さんは都庁へ後援を取り付けるための準備へ。和江さんは江東区への後援申請へ、あけみさんは地球愛祭り東京実行委員会のロゴをデザイナーに頼んでくれたり、下見に行く時のための下準備をしたり、治子さんはイラストレーターにフライヤーをお願いしてくれたり、筆者はホームページ作りをしながらまとめていく・・・
誰もが何も言わなくても自分の想いの中から出てくるものを、実際に自分が動いて形にしていく。その繰り返しで一歩一歩、歩を進めていく。勿論話し合ってお互いに間違いがないようにチェックしながらですが、それぞれが自分のやることを心得ていて、誰かに指図されたから動いているのではなく、自分の想いに従って行動していきます。

こんなこと、今まででしたら考えられないことだと思います。
今までの組織であれば、方針に従ってお役が与えられ、指示に従って行動するというものだと思います。勿論地球愛祭り東京実行委員会にも代表がいて、一切の責任を持って事に当たっていますが、みんなで話し合い、みんなの想いを尊重し、全てお任せです。全体の把握はしていても細かく口出しはしません。みんながやりたいことをやってまとまっていく。そこに無駄がないのです。
素晴しいチームワークです。

フライヤーのデザインが決まった頃には、出演アーティストの最後のひとチームも決まり、東京都から「後援」の承認がとれ、無事入稿を済ませることが出来、その後は、それぞれが思い思いにフライヤーを手に広報活動を始めます。自然食レストランに持って行っては出店者を集めてくれる桜子さんや、公共施設に設置お願いに歩く立澤さん、中沢さん、尾島さん、黒澤さん、安田さん、櫻井さん、小林さん、福田さん、・・・機材運搬に一役買ってくれた畠山さん、・・・・もうそれはそれは名前を挙げ切れないほどたくさんの方が立ち上がってくれました。(お名前を紹介しきれず、洩れてしまった方には、「ごめんなさい」です。<(_ _)>)

募金箱づくりも川又さんが手を上げてくださり、111カウント用のカードを治子さんが作ってくれたり、あけみさんが子供たちに地球にあがとうのメッセージを伝えてもらうための、ワークショップコーナーの準備をしてくれたり、・・・・みなそれぞれに、自分のできることをひとつひとつこなしていきます。ネット中継の準備に全力投球の吉田さんと木村さん、音響関係の準備打合せを着々とこなす櫻井さん、安田さん、プログラム作りや、出店者・出展者の募集に尽力してくださった加奈子さんほか沢山のスタッフたちが、他のイベントにも出向いて参加者を募ります。
ライブの合間を縫ってアーティストたちに連絡をしてまとめていく蛯名健仁さん、資料や案内状の作成、打合せなど深夜に及ぶスタッフ間のメールのやり取り、会場との打合せ、会場下見、・・・そして、当日も臨機応変に足りないところを補い合っていく。
本当に、忙しさの中で誰ひとり文句も言わず、自主的に自分のできることを喜び中で進めていきます。これこそが雛形。雛形は自分たちで作っていくものなのだと気づき、実感していくことが出来たのは、やったからこそで、もし外野で見ているだけならば、到底分かるものではなかっただろうと思います。

そして、気づいてみれば全て予定通りに始まり、会場設営には出店も引き受けてくださった宮田さんや有我さんと、涌井さん、長谷川さん、郡司さん、中原さん、西澤さんほかまだまだたくさんの方が力を合わせ、盛会の内に地球愛祭りは幕を閉じることができたのです。本当にどなたも素晴しいスタッフです。だれひとり欠けてもうまく行かなかったことでしょう。

すべては、ひとりひとりの本気度にかかっていたのですね。
チームワークのよさは天下一品でした。素晴しいメンバーを誇りに思っています。
本当にありがとうございました。<(_ _)>
来年は、9月12日(土)です。
最高のチームワークで今年以上の地球愛祭りを創って参りましょう!!
 
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2008.12.20

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